真っ暗で真っ白な景色
またまた「物置での生活」の続き。
前回は私が家を追い出された際の元彼のストーカーっぷりを書かせて頂きました。
本題に戻りまして…
再び家を追い出された私と母は、流石にこの先車庫の奥一角にある物置で生活するのは身体にも悪いということで、母がウィークリーマンションを借りてくれました。
暖かい布団で眠るって本当に幸せだなぁと噛み締めた記憶があります。
私たちが家を追い出されてから、母が都内で一人暮らししていた私の兄に今までのことを相談していたそうで、ウィークリーマンションに兄を招き(?)、3人でお話しました。
話し合いというよりかは、
「なんで私だけ部活も反対されるし、門限もあるし、文化部(吹奏楽部でした)だからってお小遣い減らされたり差別されなきゃいけないんだ!!」
「お父さんは私にだけ厳しすぎる!!」
「お兄ちゃんは一人暮らしして好きな暮らしして彼女も勝手に作ってるのに!!」
という事を私が喚いたり、
「紐乃に制約ばかりあって可哀想」
「紐乃がまた怒られると思ったからお父さんに嘘をついちゃったの」
「お父さんには何を話しても怒られるし怒鳴られるから怖くて本音が言えない」
と母が嘆いたりしていました(話し合いじゃない)。
兄は兄で、自分より私の方が父から厳しくされているのを感じており、今回のことや今までの不満を、家に行って父と話をしてくれました。
父は父で言い分があり、
「どうして嘘をつかないと会うこともできないような男と付き合ってるんだ」
「俺は家族から嘘をつかれて誰も信用できない」
「私だけ?は?そんなのは甘えだ、怖くて本音を言えない?こんな嘘ついている奴がそんなことぬかせるのか?」
と言っていたそうです。
今振り返ると、全員が全員自分のことしか考えてないんですよね。そりゃ家族上手くいかないよな…
ウィークリーマンション生活が2週間経ち、そろそろまた父のもとへ謝りに行こう、話をしようとなりました。
しっかり父の休みの日を伺い、謝らせてくださいとお願いをしてから家へ向かいました。
いつものことですが、話をするというよりかは、父から一方的に
「お前はこれだけ悪い事をした。どうしたらお前のこの悪の根源が治るのか。治るようにするために○○(罰)をさせる(もしくは熱中しているものをやめさせる)」
と話をされます。
そして最後に「どれだけ反省しているか文章にして話してみろ」と言われ、父が私に対してこんだけ悪い奴なんだっていうのを私の言葉で繰り返すだけの作業。
私の話を聞かないで全部こっちが悪いって決めるんだ、なんで好きなことをすると毎回怒られるんだ、今までも男友達を紹介しただけでとやかく言ってきたくせに彼氏がいるなんて言えるか、お父さんなんかいなければもっと楽しく生活できたのに、などと不満で一杯になっている時、
目の前が真っ白になりました。
足の力が全部無くなり、スローモーションのように景色が移り変わり、その場に倒れ込んで、しばらく目も開けられなくなりました。
今まで怒られても怒鳴られてもこんな経験なかったので、ビックリした反面、あ、これが倒れるってことなのかと、冷静になっている自分もいました。
今のところ最初で最後の経験なので、よっぽどストレスでやられていたのだなと思います。
またまた続く…